ブーン系小説とは?オススメの作品も紹介します!
ぴろーです!
今回はぼくの大好きなブーン系小説の紹介をしていきます。
え?
ブーン系小説なんて聞いたことないって??
そんな方々に一言申したい。
これを読まないのは人生半分ぐらい損してます。
言いきっちゃいます。まじで。
実際マイナーなものではあるので全く知らないという方も多いはずです。
今回はブーン系小説の魅力を知ってもらうための記事になります!
目次
そもそもブーン系小説ってなに?
ブーン系小説とは、昔の2チャンネルで投稿されていた小説のことです。
イメージとしては、インターネットの文化にカスタマイズされた小説、といえば分かりやすいでしょうか。
かなり人を選ぶ特徴を持っているのでまずはそこから説明します。
登場人物が全てAA(アスキーアート)キャラ
AA(アスキーアート)はご存知でしょうか?
私のスピードに
-= ∧_∧
-=と(´・ω・`) シュタッ
-=/ と_ノ
-=_//⌒ソ
ついてこれるかな?
∧_∧ =-
(´・ω・`)`つ=- ザザッ
`つ =-
,⌒\,,,_=-
こういう文字と記号だけで描かれる絵のことです。
インターネットをしているとよく見かけるのではないでしょうか 。
AAキャラとは、その絵に出て来る顔文字のキャラクターのことです。
上記の例で言えば(´・ω・`)←になります。
タイトルの形式が決まっている
ブーン系小説の大きな特徴として、ほとんどの作品でタイトルの形式が統一されています。
「○○(AAキャラ)が~~ようです」
実際にあるタイトルを挙げると
「( ^ω^)ブーンは歩くようです」
「(´・ω・`)ショボンは偽りの香りを見抜くようです」
普通の小説や映画とは全然違う形式になっています。
中々見ない形なので、正直なんじゃこりゃと最初は思いました。笑
2チャンネル特有のネタや用語、言い回しがよく出てくる
この小説を読むにあたってある程度人を選ぶのはこの要素でしょうか。
よく出てくる例でいえば
wktk
DQN
m9(^Д^)プギャー
とか。
こんなのもあります。
やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
はい、意味が分からないですよね。
ぼくも分かりません。
2チャンネルのネタや言い回しを知らない人からすると意味の分からないノリに感じるはずです。身内ネタを見させられている感覚に陥るでしょう(笑)
また、2チャンネル自体に下ネタが多い為、下ネタが出てくることもしばしば。
こういう側面もあり、2チャンネルのネタが嫌いな人も多いと思います。
しかし、この癖の強さなんて消し飛ぶほどの面白さがブーン系小説にはあります。
各キャラの簡単な説明
各作品にはたくさんの魅力的?なAAキャラが登場するので紹介していきます。
作中ではかっこの中の名前で呼ばれることも多いです。
( ^ω^) ブーン(内藤ホライゾン)
ブーン系小説の由来にもなっているキャラで、最も主人公に位置づけられるキャラです。
語尾に「~お」が付く特徴的なしゃべり方をします。明るく陽気な性格で描かれることが多い一方で、ドクオと並んでオタクとして描かれることもあります。
ただの変態であることも多い。
ξ゚⊿゚)ξ ツン(ツンデレ)
ブーン系小説におけるヒロイン格。
性格は名前の通りツンデレで、ツンデレのテンプレみたいな喋り方をします。
「べっ別に、あんたのことがすきなんかじゃないからね!」とか当たり前のように言います。
かなりの確率で貧乳。
('A`) ドクオ(毒男)
ブーンに次いで主人公になることが多いのではないでしょうか。
特徴は、根暗、ひきこもり、ぼっち…とネガティヴの塊みたいなキャラクターです。作中ではよくブーンの親友的立ち位置で登場します。
元がこういったキャラだけに、ドクオが主人公の作品では彼が物語を通して成長していく姿に感動してしまいます。
99パーセントの確率で童貞。
(´・ω・`) ショボン(ショボーン/ショボ)
作中では冷静沈着な賢人、または腹黒い悪人的なキャラで登場します。味方だと頼もしいが敵に回すと非常に怖いやつ、みたいな。
正直ショボンが1番好きかもしれない。
彼が主人公の作品はミステリーやサスペンス物が多い印象です。
50パーセントの確率でホモ。
川 ゚ -゚) クー(素直クール)
ブーン系小説におけるヒロインの1人。ツンに次いでヒロイン各になることが多いです。
クーは名前の通りクールなキャラとして登場します。喋り方は堅いですが、おちゃめな面を見せることもありそこがこのキャラの魅力になっています。
だいたい巨乳。
主要キャラは以上になります。
モブキャラとしてよく出てくるキャラも名前と顔文字だけですが紹介します。
( ゚∀゚) ジョルジュ長岡
从 ゚∀从 ハインリッヒ高岡
( ´∀`) モナー
( ・∀・) モララー
(,,゚Д゚) ギコ猫
(*゚ー゚) しぃ
おすすめ作品4選の紹介!
これだけは読んでほしい!という至高の作品4つを紹介します。
どれもブーン系小説の魅力を凝縮したような作品で読めばはまること間違いなし。
( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです
ブーン系でNo1の作品はどれか?
と問われれば、真っ先に挙げられる作品です。
ジャンルは戦争もの。
ブーンたちはアルファベットと呼ばれる武器を使い一国の兵士として国同士の戦争に出陣していきます。
登場人物にそれぞれ信念があり、それを曲げずに生きていく姿に心打たれます。
また、ストーリーが緻密に練られていて,、至るところに伏線が張られています。
作品中盤のどんでん返しはブーン系小説界で語り草になっている程。
作者はブーン系小説では群を抜いた文章力の持ち主で、本を出したら売れるのでは??というレベル。
かなりの長編ですが作品に没頭して時間を忘れてしまうでしょう。
時間がるある程度取れる時にオススメです。
◆ゲームに集うは、切り札のギャング達のようです◇
ブーン系小説には珍しくAAキャラがタイトルに入っていません。
この小説には主人公なるキャラがいないことも関係してるのかも。
ジャンルはバトルもの。
「Player」と呼ばれるギャング組織のトップである( ´∀`)モナーの死から物語は始まります。
モナーは彼の11人の部下に次期トップを決めるためのゲームを開催することを遺書にて宣言します。
一国の大統領、大怪盗、凄腕ハッカー、密輸のプロ…etc.
11人それぞれが裏の世界で活躍するプロ集団。殺し、裏切り何でもありのゲームは熾烈を極めていきます。
ストーリー構成がしっかりしていてスピード感あふれる展開に魅了されること間違いなし。
全部で13話と読みごたえがありながらもサクッと読めちゃいます。
( ^ω^)ブーンが二者択一するようです
シリアス系の作品です。以下あらすじです。
ブーンは高校生で友人であるドクオとツンと楽しい生活を送っていました。
そんなある日、ブーンは変な夢を見ます。
( <●><●>)ワカッテマスという男に右と左、どちらかを選べと言われナイフを渡されます。
更に彼は左右どちらかを選んだ先にあるものを刺してきてほしいとブーンに頼みます。
ブーンが選んだ道の先にいたのは幼い少女でした。どうせ夢だし、という軽い気持ちで彼女を刺したところで夢が覚めたのでした。
リアルすぎる夢に狼狽えるブーンでしたが、その日以降眠りにつくたびに同じ夢を見て選択を迫られていき…?
回を重ねるごとに非情な選択を迫られるブーン。人を殺してしまった後悔と葛藤に段々追い詰められていきます。
そんなブーンが最後、どんな選択をするのか。
ワカッテマスとショボンのやり取りにも注目です。
全部で8話と短いですが、1話ごとの内容が濃いので読み終わった後は長編の小説を読んだような気分になります。
( ^ω^)がアフロにしたようです
ギャグ系でぼくが一番好きな作品です。
ブーンとドクオの学校生活がメインで描かれているのですが、本作ではドクオが学校の番長として登場しているのが既に面白い。
作者のボケのセンスが非常に高く毎回笑いが止まりませんでした。
AAを使うセンスが抜群で何度AAに笑わされたか分かりません。
疲れた時にこれを読むと元気が出ること間違いなしなので是非読んでみてください。
ただし、電車の中で読むのはオススメしません(笑)
まとめサイトの紹介
ありがたいことにブーン系の小説のまとめサイトがいくつかあります。
まとめサイトの中でも有名どころを紹介します。
ブーン系小説の中でも評価の高い作品100個がまとめられています。
ジャンルがきっちり分けられていて、作品の感想も記載されているので選びやすいです。
最初はここに載っている作品を読むことをおススメします。
上記の2つのサイトはかなりの量の作品をまとめています。
ブーン系100選にない作品も多く当たりはずれもありますがたまにめちゃくちゃ面白い作品に出会えます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
2チャンネルと聞いて少しオタクっぽいというイメージを持たれている方も多いと思います。
しかし、そのイメージを覆すほどの魅力をブーン系小説は持っています。
だまされたと思ってぜひ一度読んでみてください!