ぴろー録

アルティメット中毒者の備忘録。何でも書きます。

良い質問の仕方とは?

僕が学生時代の時、こんなことがありました。

 

練習にOBの方が参加してくれていたので、練習後にアドバイスをもらいにいきました。

そのOBの方はとても上手で、強豪の社会人チームのエース的な存在でした。

なので、僕は絶対に良いアドバイスをもらえると期待に胸を膨らませていました。

そして僕はこう聞いたのです。

 

「今日の僕はどうでしたか?改善できるところがあれば言ってください!」

 

するとこう返ってきました。

 

「質問が漠然としすぎていて答えにくい。そもそもずっとお前を見ていたわけじゃないからその聞き方では答えるのは難しい」

 

自分の期待とは正反対の答えが返ってきたのでめっちゃ狼狽えました。

しかし、そのOBさんは最後にこう言ってくれました。

 

「アドバイスがほしいなら、自分が意識したことを中心に質問を考えてみ。

そこで上手くいかなかったことがあって原因が自分でもわからない時は聞きに来て。」

 

目から鱗でした。

 

OBさんの言葉には質問することの本質が含まれています。

僕は質問の本質とは

 

自分の考えの及ばない範囲を相手に考えさせる

 

事だと考えています。

 

どうすればアルティメットが上手くなるか?

だとか、さっきの僕みたいに

今日の自分はどうだったか?(これ、今考えるとすごい質問してるな…笑)

みたいな大きな質問はまず自分で考えてみましょう。

でないと自分で考えることのできないやつ、と烙印を押されることにもなりかねません。

せっかくアドバイス貰いに行くというやる気のある行為をしているのに印象を下げてしまうのはもったいないですよね。

 

自分で考えていくとある程度答えが見えてくるはずです。

上記の質問の例だと、

上手い人のマネをする、スロー練の時間を増やしてみる…など

こう考えていくと

じゃあ誰を真似すれば一番上達が早くなりそうか、誰が自分に合っているか、何をスロー練で意識すればいいか、と新しく疑問が出てくるはずです。

そして考えが行き詰まった時に初めて質問に行けばいいのです。

 

質問とは、相手の知恵を絞り取る行為だとも言えそうですね(言い方が悪いですが。笑)。

 なので、相手に頭を使わせる質問が良い質問だといえるでしょう。