ぴろー録

アルティメット中毒者の備忘録。何でも書きます。

大手企業のマネジメント術が凄い

先日、取引先の方から聞いた話が面白かったので書きます。

 

その方は元々ネット通販会社に勤めていたそう。

主な仕事内容は、商品の発注、梱包、整理。

 

かなり大きい規模の会社らしく商品の数も半端なく多いので中々骨の折れる仕事だったみたいです。

 

それもそのはず、あの天下の○ヨタグループに属する会社だそうです。

 

仕事はかなり大変だったみたいですが、職場の雰囲気や待遇はすごい良かったとの事。

 

なんでも、人をやる気にさせるのがとても上手だったと言っていました。

 

 

偉い人がとにかく褒める

上の役職の人達は全員謙虚で腰が低かったそうです。

 

仕事が終わり帰る時間になると、役職の人達が並んで

「お疲れ様です!今日も1日ありがとうございました!」

と頭を下げて挨拶をしてくれるそうです。

 

さらに、社員食堂など社内ですれ違った時でもめっちゃ褒めてくれるらしい。

 

「いつもありがとうな〜!助かっているよ。」

 

文面では伝わりにくいですが、中々オーバーに言われていたみたいです。

 

少しわざとらしい気もしますが、褒められて嬉しくない人はいないです。

 

嘘だとわかっていても、上の人達にそこまで言われると気をよくする人も多いのではないでしょうか。

 

口を開けば叱ってくる上司

低姿勢でよく褒めてくれる上司

 

どちらが良いかと聞くと後者が選ばれると思います。

 

働きやすい職場だったのだとイメージする事ができますね。

 

褒めることの大事さを語る、山本五十六の有名な言葉を紹介します。


やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。


まず先導し自分が手本を見せる。
その後に部下に方法を教え、実践させる。
その実践の結果に対して褒めてやらないと人は動かないよ、という言葉です。


いかに褒めることの効果が大きいかが分かります。
 

 

差し入れがある

昼休憩の時に200〜300円ぐらいのお菓子を社員全員に差し入れしてくれる時が時々あるみたいです。

 

社員の数は300人ほどいるのでダンボールいっぱいにお菓子を詰めて持ってくるそう。

 

また、繁忙期の時は大入りを全員に配る事も時々あり、社員への気配りを欠かさず行っていました。

 

作業量が多くしんどい時にこういった気配りをされると嬉しいですよね。

 

よし、午後も頑張ろう!ってなりますもん。

 

人のモチベーションを上げるのがとても上手い。

 

 

表彰がある

半年に一度、特に頑張っていた社員に対して表彰があります。

もらえる物は現金ではなく、図書カード5000円分だとか。

 

自分の頑張りをしっかり見てくれていると感じられます。

 

頑張りが認められるのはやりがいに繋がりますし、次も頑張ろうとモチベーションが上がりますよね。

 

表彰をする会社は珍しくないと思います。

社員をこうやって評価する場を設けるのはモチベーションを上げる基本だと思います。

 

さすが、基本をしっかり押さえています。

 

 

まとめ

褒める、気遣う、評価する。
この3つを徹底する事で社員の生産性を上げているのですね。


ここでぼくが感心したのは、コストが殆どかかっていないことです。


人を褒めたり、頭を下げるのにコストはかかりません。
差し入れや表彰の景品にしてもコストは知れています。


コストをかけずに社員の生産性を上げている。


とても賢い方法だと思います。


日本のトップ企業はビジネスのノウハウだけでなく、人を動かすことにも組織として長けているんですね。


よく「会社とは人である」という言葉を耳にします。
トップ企業が人を大事にしているのを見るとその言葉は的を得ているなと感じます。

 

話はそれますが、アルティメットのチーム運営にも使えそうですね。

やる気にギャップがあるチームで取り入れてみる価値はあるかもしれません。