日本代表が決勝トーナメント進出!フェアプレーポイントについてと感想。
昨日、サッカー日本代表がW杯決勝トーナメント進出を決めました。
グループリーグ最終戦、ポーランドに引き分け以上で決勝トーナメント確定という、日本の命運を決める一戦。
負ければ、コロンビアとセネガルの試合結果によって進出か敗退かが決まります。
結果、日本はポーランドに0-1で敗れました。
もう一方の試合はコロンビアがセネガルに1-0で勝利。
それにより、同じ勝ち点、得失点差、そう得点数で日本とセネガルは並びました。
しかし、次の判定基準である「フェアプレーポイント」によって日本はセネガルを上回ったためベスト16進出を決めました。
「フェアプレーポイント」という言葉、初めて聞いた方も多いと思います。
それもそのはず、今大会から初めて導入されたルールのようです。
フェアプレーポイントとは?
選手に出されたイエローカード・レッドカードの枚数に応じて減算されるポイントです。
フェアプレーポイントは次のように計算されます。
①イエローカード(1枚目):マイナス1点
②1試合のうちに同じ選手がイエローカードを2枚もらう(退場):マイナス3点
③レッドカード:マイナス4点
④イエローカード後のレッドカード:マイナス5点
日本とセネガルに当てはめてみると
・日本
イエローカード4枚のマイナス4点
・セネガル
イエローカード6枚のマイナス6点
ちなみに、グループリーグの順位は以下の条件で決まるようです。
1.全試合での勝ち点
2.全試合での得失点差
3.全試合での得点
4.当該チーム同士の対戦における勝ち点
5.当該チーム同士の対戦における得失点差
6.当該チーム同士の対戦における得点
7.反則ポイント (イエローカード:1ポイント、イエローカード累積退場:3ポイント、レッドカード:4ポイント、イエローカード+レッドカード:5ポイント)の少ないチーム順
8.抽選引用元:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/2018_FIFAワールドカップ
反則ポイント=フェアプレーポイントのことですね。
今回は6番目の条件まで同じだったということですね。
こう見ると、フェアプレーポイントで決まるのは中々レアだった事が分かります。
この結果に賛否両論
日本はポーランドに1点入れられた後、攻めに行くかと思うところを消極的なパス回しで時間を稼ぎ、0-1で試合を終えました。
これにより、会場からはブーイング。
日本代表を叩く声も聞こえてきます。
ここからは僕個人の意見を述べます。
ブーイングが起こるのはある程度仕方ないと考えています。
観客が期待しているのは面白い試合を見たい、という事だからです。
お金を払って試合を見にきているのに、面白くない試合を見させられる気持ちは分かります。
そして場の空気もある。
周りがブーイングし出すとその空気に飲まれることもあるでしょう。
ただ、日本代表が目標としているのは決勝トーナメント進出です。
日本代表は目標達成の為に1番可能性の高い方法を選んだだけなのです。
もちろん、選手の方々には葛藤があったと思います。
批判が起こることも覚悟して、決勝トーナメント進出のために戦術をやり通した。
日本代表と西野監督は本当にすごいと思います。
日本代表の試合が決勝トーナメントでも観れる、自分たちがワールドカップをより楽しめるようにしてくれた、と簡単に喜んでいいんじゃないかなー。