【アルティメット】「奥付き」について②
ぴろーです。
過去の記事で、DFの方法の1つである「奥付き」について紹介しました。
「奥付き」とはなんぞや?という方は以下の記事を見てみてくださいね!
考え方は分かったけど、OFとの距離の詰め方がイマイチわからない…
距離を詰めるとすぐ抜かれてしまう…
という感じで上手くいかない方、いると思います。
前回の記事では「考え方」を紹介しましたが、今回は、それを実現する「方法」を紹介していきます。
上手くいかない原因
上手くいかない事には必ず原因があります。
その原因さえ分かれば後は修正していけばいいのです。
距離を詰められないのは、奥に行かれる恐怖が大きいからです。
なので、その恐怖を取り除けば距離を詰めることができます。
ではどうすれば奥に行かれる恐怖を取り除けるのか?
また、距離を詰めてみたけどどうしてもカットにつられて奥に抜かれてしまう。
その理由は詰め方が悪いからです。
じゃあどうやって詰めればいいの?
解決する方法を次から紹介します。
正しい奥付きの方法
正しい奥付きの方法、それは
相手の奥に行くコースに体を入れること
コースに体を入れることでその方向に走らせないようにします。
画像で説明します。
赤:OF
青:DF
攻撃方向:下から上
スタック
サイドアップ
相手の奥に行くコースに…
体を入れる!
これにより、相手を前にいかせつつ、距離を詰めることが可能。
・悪い例
よくある悪い例を紹介します。
画像の状況はほとんど同じです。
上のように、真後ろではなく少しオープン側につく。
すると…
ハメ側のコースは消せるが、真ん中や対角のコースがガラ空きになってしまう。
インサイド側でも同じです。
上のように相手の後ろから、奥のコースを消せる位置につく。
前に行かせる。
スタックで説明していますが、ホライゾンでも同じです。
何度も言いますが大事なのは
相手の進行方向に体を入れて、走らせないようにする。
体をコースに入れる事で「奥に行く」という選択肢を削る。
これによりDFは安全にミートについていくことができます。
OFの立場で考えてみてください。
奥のコースにDFが立っているとすごく走りにくくないですか?
そのまま奥に行こうとしたらDFにぶつかってしまう。
すると、OFは奥に行く選択肢を消し、ポジションで勝っているミートに行きやすくなります。
相手の選択肢を消していき、狙いを絞りやすくすることによって、相手OFにハードなプレッシャーをかけることができます。
注意点
この付き方を実践するにあたり、注意点が3つあります。
1.最初から全力でついていかない
相手OFのレベルが高くなるほど最初からがっつかない方がいいです。
カットが上手い選手は自分についているDFの状態を見ながら動き、ミートにちょっとでもがっついてくるのを相手は狙っています。
ミートに走ったからといって全力でついて行くと、奥のコースが空いてしまう。
これではコースに体を入れている意味がありません。
じゃあジョグでついていけばいいのか?
そういうわけでもなく、それでは距離を離されてしまい相手のミートにプレッシャーをかけられません。
では、どうすればいいのか?
僕がオススメするのは7〜8割でついていくことです。
この7〜8割というのはあくまでも目安で、大切なのは相手のカットに対応出来る速さでついて行くということ。
相手との距離を詰めつつ、カットにも対応出来るスピードです。
これに関しては自分で試行錯誤をしながら見つけてみてください。
2.ポジションの修正
相手の動きに合わせてポジションを修正しましょう。
相手が斜め気味にミートに行ったなら、それに合わせて奥のコースを消せるポジションに修正する。
上手い相手だと、少しずれることで奥のコースを空けてきます。
奥のコースを消しているから絶対に安全だと胡坐をかいているといかれます。
常に奥のコースを消すこと、これを頭の中に入れてDFしましょう。
3.距離
相手との距離を詰めすぎて相手の体にピタッとつくのはやめましょう。
なぜかというと、OFが前に走る時の反動で自分の体が後ろに押されるからです。
そうなるとスタートが遅れて結局相手との距離が離れてしまいます。
なので、相手からつかず離れずの距離でつくことができればいいと思います!
これも練習の中で一番詰めやすい距離を見つけていきましょう。
まとめ
今回は「奥付き」の具体的な方法を紹介しました。
「理屈はわかった!でもやっぱり距離を詰めるのは怖い…」
気持ちはとても分かります。
誰だって自分が抜かれて点を取られることは嫌です。
しかし、ここは勇気を出して、いつもより1歩でもいいので詰めてみましょう。
何かを変えていかないと自分のプレーは上達しません。
大切なのは現在の自分を少しでも変えること。
練習は、言い換えれば失敗できる場です。
少しずつでもいいので、思い切って挑戦してみましょう!